千葉県「ちばっ子チャレンジ100」CBT問題の情報公開と文字の画像化状況

千葉県の「ちばっ子チャレンジ100」のうちMEXCBTに搭載されているCBT問題について、情報公開請求によって得られた電子データを分析しました。本ページでは、情報公開によって得られたCBT問題のデータと、それをもとに調査した文字の画像化状況を公開します。

概要

「ちばっ子チャレンジ100」のうちMEXCBTに搭載されているCBT問題について、情報公開によって得られた電子データを分析しました。

分析の結果、問題文や選択肢などに使用された約21万文字のうち、4万3千文字が文字データではなく画像の一部として格納されていました。全問題を通算すると、文字の20.3%が画像化されていました。

一方、問題ごとに画像化率を求めた場合の中央値は0%でした。さらに60パーセンタイルでも0%であり、問題の6割以上では文字の画像化は行われていませんでした。

このように、千葉県のデータでは、多くの問題では文字が画像化されていない一方、一部の問題では画像化文字が使用されています。

テキスト文字数は、開示されたCBT問題の電子データからプログラムで数えました。画像化文字数については、CBT問題で使用されている画像をプログラムで解析して算出しました。

本ページでは、集計結果だけでなく、問題ごとの分析結果を収録したExcelファイルも公開します。分析に使用した画像についてもExcelファイルから確認できるようにしています。

情報公開請求

2026年1月19日、千葉県に対し、「ちばっ子チャレンジ100」のうちMEXCBTに搭載されているものについて、CBT問題を構成する電子データの開示を請求しました。

請求した電子データには、次のものが含まれます。

  • XML文書
  • 画像
  • 動画
  • 音声
  • スタイルシート
  • JavaScriptプログラム等

なお、PDF版が公開されていないものについては、請求対象から除外してもよいものとしました。

画面を印刷したものやPDFではなく、CBT問題を構成している電子データそのものを請求しました。

CBT問題の電子データの開示

その後、文部科学省に対しても、MEXCBTに「ちばっ子チャレンジ100」を搭載するために実施された業務に関する文書の情報公開請求を行いました。

2026年2月12日の請求では、当該業務に係る契約書、仕様書、業務内容説明書その他、業務内容及び成果物の範囲を示す文書を求めました。また、該当する契約が存在しない場合には、CBT問題をMEXCBTに搭載する業務がどのような根拠及び手続に基づいて実施されたかを示す文書を求めました。

文部科学省は2026年3月31日付で行政文書の全部開示を決定しました。

開示決定通知書に記載された行政文書の名称は、「MEXCBTに搭載されている千葉っ子チャレンジ100のQTIファイル(XML文書、画像、動画、音声、スタイルシート、JavaScriptプログラム等を含む電子データ)」です。不開示とされた部分はありませんでした。

開示される電子データは、QTIファイルを問題別に圧縮したZIPファイル143個とされています。

テキスト文字と画像化文字

CBTの画面上では同じように文字として表示されていても、その文字が文字データとして格納されている場合と、画像の一部として格納されている場合があります。

本調査では、前者を「テキスト文字」、後者を「画像化文字」として区別しました。

たとえば、問題文が文字データとして格納されていればテキスト文字です。一方、文字を含む画像を表示して問題文などを提示している場合、その文字を画像化文字として扱います。

文字数の数え方

テキスト文字数は、開示されたCBT問題の電子データから、問題文や選択肢などに含まれる文字をプログラムで数えました。

画像化文字数については、CBT問題で使用されている画像をプログラムで解析し、画像中に含まれる文字数を算出しました。

したがって、画像化文字数は千葉県または文部科学省から提供された値ではなく、本調査で画像を解析して求めた値です。

分析に使用した画像と画像化文字数との対応は、分析結果のExcelファイルで確認できます。

問題ごとの分析

開示されたCBT問題について、問題ごとに次の値を集計しました。

  • テキスト文字数
  • 画像化文字数
  • 文字の総数
  • 文字の画像化率

文字の総数は、

テキスト文字数 + 画像化文字数

としました。

また、文字の画像化率は、

画像化文字数 ÷ 文字の総数

として算出しました。

問題ごとの分析結果は、Excelファイル及びそこから参照される画像としてまとめています。それらを含んだZIPファイルChiba.zip(リンク付き)として公開します。

Excelファイルには、問題ごとのテキスト文字数、画像化文字数、文字の総数、画像化率などを収録しています。また、分析対象となった画像を確認できるよう、画像へのリンクも収録しています。

全体の結果

全問題について文字数を集計した結果は、次のとおりでした。

項目値
画像化文字数42,954文字
文字の総数211,217文字
全問題を通算した文字の画像化率20.3%
問題ごとの文字の画像化率の中央値0%

「全問題を通算した文字の画像化率」は、全問題の画像化文字数を合計し、それを全問題の文字総数の合計で割った値です。

「問題ごとの文字の画像化率の中央値」は、それぞれの問題について画像化率を求め、それらを画像化率の順に並べたときの中央の値です。

問題ごとの画像化率の分布

問題ごとの文字の画像化率には、次のような分布が見られました。

分位点文字の画像化率
0パーセンタイル0%
25パーセンタイル0%
50パーセンタイル(中央値)0%
60パーセンタイル0%
65パーセンタイル3.0%
75パーセンタイル18.7%
100パーセンタイル100%

60パーセンタイルまで画像化率が0%であることから、問題の6割以上では画像化文字がありません。

一方、全問題を通算した画像化率は20.3%です。したがって、画像化文字はすべての問題に一様に存在するのではなく、一部の問題に集中しています。

情報公開請求の経緯

  • 2026年1月19日 千葉県に「ちばっ子チャレンジ100」のCBT問題を構成する電子データについて行政文書開示請求
  • 2026年2月12日 文部科学省に「ちばっ子チャレンジ100」をMEXCBTに搭載するための業務に関する行政文書開示請求
  • 2026年3月31日 文部科学省が行政文書の全部開示を決定
  • 2026年5月18日 開示の実施方法等申出書を提出